「有形固定資産の認識の中止の仕訳」
皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は有形固定資産の認識の中止の仕訳についてご説明させていただければと思います。
有形固定資産を売却したり処分することがあります。その際にどのような仕訳を切る必要があるかご説明したいと思います。
例題26 A社は3月31日に機械Aを2,800$で売却した。対価は現金で受け取った。取得原価5,000$、期首減価償却累計額は2,000$であった。売却仕訳を明示せよ。
Dr Cash 2,800
現金
Accumulated depreciation 2,000
減価償却累計額
Depreciation 150
減価償却費
Loss on sales of noncurrent assets 50
固定資産売却損
Cr Machinery 5,000
機械
まず、当期の減価償却(1月から3月)を計上する。そして対価である現金2,800$と売却時点での評価額(取得原価5,000$-期首減価償却累計額2,000$―減価償却費150$)を比較し、対価のほうが50$少ないことからその分を固定資産売却損として計上する。
今週は以上です。