皆さま、こんにちは。カンボジア駐在員の安藤です。
今回は、カンボジアの空路に関するインフラについてお話ししたいと思います。
カンボジアには2018年時点で11の空港があります。
定期便が使える主な空港は、プノンペン国際空港とシェムリアップ国際空港のみとなっています。
プノンペン国際空港でプノンペンに乗り入れている飛行機の主な行き先は、バンコク、ホーチミンシティ、クアラルンプール、広州、上海、香港、ソウル、成田等となり、欧米への直行便はありません。
2001年にプノンペン国際空港は施設を新たに改修し、2015年から2018年の間に直行便が増えています。
プノンペンと成田の直行便は、ANAが2016年9月より開設しました。
また2017年には、複数の航空会社による他国とプノンペン間で直行便が運航されました。
2018年には、カンボジアアンコールエアー、スカイアンコール航空、バサッカエアー、JCインターナショナル航空、ランメイ航空、スモールプラネット航空、カンボジアバイヨン航空の7つの現地航空会社と37の国際航空会社が運航をしています。
また、カンボジア政府は2018年1月にプノンペン郊外のカンダル州タカマオ市にある2600ヘクタールの敷地に新たな国際空港を建設することを発表しています。
投資額は15億米ドル規模を想定しており、空港はシェムリアップ国際空港と同等の規模が見込まれています。これは、増加し続けている外国人観光客に対し、現在の空港だけでは受け入れきれないことと、長距離飛行を行う大型旅客機に対応するための空港の拡張も難しいことが理由として挙げられています。
しかし、発表されてから着工自体に目処がったっておらず、建設は遅延しています。完成予定も未定となっています。
2018年時点で、カンボジアではインバウンドもアウトバウンドも増加傾向にあると言われております。また、経済の発展ともに、空輸での輸出入もより強化する必要があると考えられます。
建設の遅延などが見られ、すぐにインフラが整うかは疑いがありますが、今後少しずつでも空路のインフラも順に整っていくでしょう。
今週も読んでいただき、誠に有難うございます。
次回も皆様に有益な情報を提供できたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
株式会社東京コンサルティングファーム カンボジア拠点
安藤 朋美
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