居住登録と納税について

税務

こんにちは。 東京コンサルティングファーム ブラジル駐在員の金内です。

今週はブラジル税務について記載いたします。

 

今年も個人所得税の確定申告シーズンが近づいてきました。確定申告を行う義務があるのは、納税対象となる居住者であり、税法に定義される納税義務者となります。ブラジルの居住者となるためには、連邦警察を始めとした様々な機関への登録を行う必要があります。その中でも手続きが煩雑で、長期間を要するものがRNEという外国人登録です。

RNEの申請は、ブラジルに入国後に所定のPolicia Federal(連邦警察署)にて登録申請を行い、プロトコルを入手し、その後正式なカードが発行された時点で再度受取りに行きます。申請から受取りまで、通常180日かかります。国の機関に申請を行う場合は、事前に手数料を支払う必要があります。通常申請先の機関(例えばPolicia Federalなど)では、支払いの窓口を設けていないため、郵便局などで申請料を支払い、そのレシートをもって申請を行うことになります。ブラジルは税金システムが非常に複雑ですが、システム化が進んでおり、消費活動を行った州にてCPFを都度提示することによって消費額と支払った税金額が管理され、年末調整で支払った税金の1部が還付されます。少々面倒な対応ではありますが、税率が高い分、都度CPFを提示し、年末調整をしっかり行うことをお勧めいたします。

 

 

以上

 

 

 

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