2018年ブラジル自動車産業の見通しに関して

こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。
今週は2018年ブラジル自動車産業の見通しに関して記載します。

過去三年連続でマイナスとなっていたブラジル自動車業界にとって、2017年は復調の兆しがみえており、2016年と比べ9.2%増加しており、総販売台数は自動車、小型商用車、トラックやバスを合わせ224万台、そして総生産台数は270万台(25.2%増)となりました。予測だけ見ると、2018年は2017年よりさらによい結果になるとされていますが、果たしてその通りなのか、2018年の動向が注目されています。

Anfavea(Associação Nacional dos Fabricantes de Veículos Automotores:ブラジル全国自動車製造業者協会)によると、「これらは祝福されるべき数字ではありますが、自動車産業全体で47%、トラックに至っては75%近い、非常に高い余剰能力がまだ残っていることを忘れてはいけない」としています。

Anfaveaの予測によると、2018年の販売台数は11.7%増の250万台に達し、生産台数は13.2%増の300万台に達すると予測されており、それは経済危機以前と同様の水準、年二桁成長が期待されます。なお、2013年の販売台数は過去最高である380万台を記録しています。「国内市場は2017年よりもさらに力強い回復の兆しを見せ始めており、引き続き生産は拡大していく」と考えられています。

【参考URL】
https://www.correiobraziliense.com.br/app/noticia/economia/2018/01/08/internas_economia,651922/2018-deve-ser-o-ano-da-consolidacao-da-industria-automobilistica.shtml

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

 

 

以上

濱咲克心

関連記事

ページ上部へ戻る