こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ブラジルの田村彩紀です。
今週は、ブラジルでの人事評価制度の効果について記載をいたします。
質問)
御社では人事評価制度のサポートをしていると聞きました。
一つ気になるのは、評価制度の効果で“離職率を下げる”というのがあるようなのですが、
ブラジルでは正直、給与が企業側で決められず、
労働組合によって毎年ここが最低ラインというのを求められてしまうので、
給与額が頭打ちして、雇い続けられないというジレンマが生じます。
このようなブラジルの状況かであっても、人事評価制度はやはり入れるべきでしょうか。
回答)
結論から伝えますと、やはり人事評価制度は入れることが望ましい
というのが当社の考えとなります。
質問でお伝えくださいましたように、ブラジルでは給与が頭打ちしてしまい、
優秀な人材であっても雇い続けられないという状況に直面した企業様に、
私自身もお会いことがあります。
企業様の選択として避けざるを得ない場合もございますが、
たとえそうであったとしても、
人事評価制度を入れる『効果』というのがございます。
その一つとして、人事評価制度の仕組みを整え、運用することで、
入社前の採用時において、求職者と会社とのミスマッチをなくすことができます。
弊社ではナショナルスタッフの方を採用する際に、
自社でも、そしてお客様先でも提供している人事評価制度の説明をいたします。
それは単なる説明ではなく、
なぜこのような評価制度の仕組みになっているのか、
会社がその人(求職者)に期待することは何なのか、
そして、将来どのようなキャリアパスを歩んでいくのか。
評価制度の仕組みや、会社が設定するMBO数値目標、
そして個々で設定してもらうコンピテンシー(行動目標)の
1つ1つが、
会社がこれから従業員となる人へ伝える、
大きなメッセージとなります。
そのメッセージと同じ方向を向いていることが
経験や能力以上に重要な指標となります。
ただ、人事評価制度、というハコ、
そして、何よりも運用の実情がなければ、
採用時により良い効果を発揮することができません。
人事評価制度、自社でまだ仕組みとして何もない、
制度自体は作ったけれどもなんだか上手く運用できていない、
そんなお悩みを抱えている皆さま、
ぜひ、弊社に一度お問合せいただけると幸いです。
詳細は一度、直接ご連絡させていただきたく存じます。
以上、お読みくださりありがとうございます。
ご不明点やご質問等ございましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。
株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
田村彩紀
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