バングラデシュの翌年度(2019年7月~2020年6月まで)のインフラ事業に関する予算が約2兆タカと発表されており、その額は日本円にして約2兆6,000万円です。この額は2018年度のバングラデシュの輸出総額のおよそ65%にあたりバングラデシュ政府がインフラプロジェクトに力を入れていることが伺えます。
政府より発表された『年次開発計画(ADP: Annual Development Programme)』によれば予算の内訳は、第1に交通・物流分野(26%)、第2にエネルギー分野(13%)で全プロジェクトの中でもメガプロジェクトと呼ばれる14のプロジェクトについては約4,500憶タカ(約5,900憶円)が予算となっています。
【主なメガプロジェクト】
プロジェクト名 | 予算額(単位:タカ) | 予算額(単位:円) |
ルプール原子力発電所 | 1,498憶 | 約2,000億 |
メトロ | 721憶2,000万 | 約1,000億 |
パドマ橋 | 537憶 | 700憶 |
パドマ鉄道 | 299憶5,000万 | 400憶 |
チッタゴン‐コックスバザール鉄道 | 110憶5,000万 | 150憶 |
マタバリ火力発電所 | 305憶6,000万 | 400憶 |
バングラデシュの抱える大きな問題の1つである交通・物流分野を改善することで、国内の人の移動や輸送品目の増加していきそうです。さらに、供給されるエネルギーが安定することで工場での稼働がや生産可能な商品が増えバングラデシュの輸出加工型産業が成長していくことが期待されます。
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Tokyo Consulting Firm Limited
齋藤かおり
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