日系企業の進出状況(ハノイ)

こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
今回のブログでは、ハノイにおける日系企業の進出状況をご紹介したいと思います。
ハノイは以前より日系企業の製造業の進出が他の業種と比べても多くなっています。ハノイ市近郊では、タンロン工業団地を始めとした工業団地が多数設置されています。
大手企業でいうとキヤノン、ブラザー工業、パナソニック、ホンダ、トヨタ、パナソニック、デンソーが進出をしています。それらの日系企業の納入業者も多数進出しています。
現状では、大手の納入業者の進出は一段落し、小規模の製造業の進出が目立っています。それに伴い、比較的小規模の製造業の進出が容易なレンタル工場の需要が高まっています。各工業団地もレンタル工場の設置を進めています。
また、近年、IT関連企業の進出も急激に増加しています。弊社にお問い合わせいただく企業様も、製造業かIT企業のどちらかといった印象です。ハノイではハノイ工科大学卒を始めとした優秀なIT技術者の採用が容易です。
IT企業はソフトウェア、CAD設計などが比較的に多いです。日本の親会社からの業務を請け負い、比較的安価な人件費により原価を抑えるといった進出目的の企業が多いように見受けます。
日系企業のサービス業などの進出状況はホーチミンと比較するとまだまだ少ないのが現状です。日系企業に限らず大手外資系サービス業もまずはホーチミンに進出します。
やはり消費動向や市場としての魅了はホーチミンが上と言わざるをえません。しかし、最近ではハノイ近郊にショッピングモールやデパートが出来てきています。今後はハノイの市場のターゲットとした進出企業も増えてくると思われます。

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