日本の人口減少について

労務

こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

 

今週は、日本の人口減少について考察させて頂きます。

 

4/9(水)の読売新聞に人口減少社会の特集記事が載っていました。私が予期していたよりも過激な人口減少社会が日本に到来するという記事で、2008年に約1億3000万人だった日本の人口は2060年には9000万人、2100年には5000万人まで急激に減少するだろうという内容でした。第2次世界大戦終戦時の人口が7000万人や関東大震災後の人口6000万人より、さらに少ない人口です。この人口減少社会の結果、国土の6割が無人になるということや、社会保障費が莫大な額になる、公共施設は削減されるということがその記事には書いてありました。

 

人口が1960年代から順調に150万人ずつ増え続けているフィリピンでこの記事を読み、やや他人事のような気分にはなったものの、では日本はどうするべきかということを考えてみました。個人的には子供をたくさん作り、金はなくとも明るい家庭を能天気に作るつもりですが、社会としてはそのような考え方はマイナー中のマイナーです。おそらく、この記事が予想しているように日本の人口は100年くらい減り続けてどこかの数字で落ちつくのでしょう。皆が子供をたくさん作って、もう一度人口増加の経済拡大を図ることは無理なのでしょう。

 

では、日本はどうするべきか。人口が減少すればもちろん経済も縮小していきます。労働者が足りなくなるので退職した女性の復帰を促したり、非正社員を社員化したり、外国人を呼び込んだり、機械化したり、できる限りの対応をしています。企業としては縮小している日本経済から伸び行くアジアへのビジネス進出が進み、その流れは続くのでしょう。アジアのラッシュが終わればきっとアフリカに進出するのでしょう。日本人とアジアや他国の方々との常識の違いはビジネス上のストレスになるので、どの企業様も悩んでいるところだと思いますが、日本スタンダードではないアジアのスタンダード、さらにいうとグローバルスタンダードのような常識ができて、今後は統合されていくのかもしれません。それまではきっと混ざり合いながら、理解しあう時間が必要なのでしょう。

 

今後何十年かはアジアも人口が増え続け、経済も発展しそれぞれがある程度の先進国になります。そして迎える人口減少社会でどのように次の段階に発展していくのか。なんとなく今の日本の超高齢化社会のイメージを考えると明るい未来を想像できないのですが、長生きしたい人間が長生きできて、安全で食べ物のおいしい日本が、どのように次の時代を創っていくのか気になりつつ、日本人として、人として、自分は今後どんな未来を作っていきたいのか自問自答する日々です。やはり文化や時間感覚の違いから、人事労務の問題はしばらく続くだろうなとそんなふうにも思いつつ、お客様により貢献していくために自身のモチベーションや自身のスタッフのモチベーションをもっとかち上げてあげたいと思うところです。

 

弊社は従業員様のモチベーション管理や人事労務に関するサービスもご提供させて頂いておりますので、何かございましたらお気軽にご連絡下さい。

 

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上

 

 

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