皆さんこんにちは。東京コンサルティング・ベトナムの山口です。
<Q>
賃金テーブル作成を考えておりますが、作成にあたって注意することはありますでしょうか。
<A>
まず、賃金テーブルを作成する際、職位毎に賃金のランクを決定する必要があります。
職位については、企業により異なりますが、「Director」「Manager」「Staff(accountant, administrative, sales, technical等)」など貴社内の業務毎に決定することが望ましいです。
一方で、ランクとしては、最低4レベルから最大でも20レベルくらいにしておくとよいでしょう。
また当該レベル間の賃金額を決定するにあたり、以下の点をご注意ください。
・レベル間で少なくとも5%以上の格差をつける
・職業訓練を受けた労働者に関しては、少なくとも法定最低賃金を7%上回る
なお、当然ながら法定の最低賃金を下回ることはできません。
また、賃金テーブルの登録時において、労働組合の代表者の意見を聞く必要があり、そのため、労働組合の設立が必要となっています。仮に労働組合がない場合、所在地を管轄する労働団体に意見を求めることで登録することが可能ですが、労働組合設立の条件を満たしている場合には、地域によっては設立を求められることがあります。