こんにちは、ホーチミン駐在員の嶋です。
製造業がベトナムに進出する際に有効な手段の一つとして、研修生の受け入れ制度があります。外国で外国人と仕事をする際は、考え方、言語の問題、文化・風習の違いが発生し、この克服が大きな課題となります。逆にこの課題をクリアすれば、事業の成功の可能性が飛躍的に高くなります。
そこでベトナムで成功している日系企業を見てみると、多くの会社が会社設立前にベトナム人を研修生として日本へ呼び、3年ほど日本で働いてもらっています。そうすることで、それらベトナム人研修生も日本人の日本語、考え方、働き方、文化・風習の違いを理解することができます。会社設立後は、彼らをマネージャーとしてベトナムの立ち上げを任せ、立ち上げをスムーズに行くようにしています。
5月18日の日経新聞によると、2012年に実習や研修で来日した外国人は、計44,905人となり、うちベトナム人が4,778人を占めます。これは中国に続いて、二番目に多い数字となります。中国人実習生は減少傾向にあるもののベトナム人は前年比13%となっており、この数字からも日系企業のベトナム人の評価の高さ、ベトナムへの注目度が伺えます。