皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームベトナムの進藤です。
近年では、ベトナムを単なる労働人口が若く、人件費の安い製造拠点としてとらえるのではなく、重要な販売マーケットとしてとらえる事企業様が非常におおくございます。
その際に良く聞かれるのが、「小売り」と「卸売り」の違いです。ベトナムで小売りを行う際には、全ての商品に対して、販売の許可書を取得しないとベトナムでは小売り活動が出来ません。
しかし、2018年に発行されました09/2018/ND-CPによって、卸売りに関しては原則販売の許可書がいらなくなった、という事で商社ビジネスを行う企業様にとっては非常に朗報だったと記憶しています。
しかし、「小売り」と「卸売り」の違いは何ですか、とよく質問されます。
09/2018/ND-CP上、卸売りの定義は対象が個人だけでなく、組織(会社)も含まれています。
しかしながら、現時点での実務上は組織(会社)に対する販売は卸売りとして対応している事となります。
この点に関しては、解釈が異なる場合もありますので、ベトナムで卸売り業務(会社への販売のみ)を検討している場合は、新しい情報への注意が必要です。
進藤
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