ベトナム外資小売業の進出

こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
外資系小売、流通のベトナム進出に関してですが、ベトナムの2007年WTO加盟に伴い、こちらの分野においても外資系企業の100%出資での進出が認められています。
しかし、実務上では、特に小売業の外資系の進出が難しい状況となっています。実際に投資許可書の申請をしても投資局及び商工省の審査の過程で、投資許可書の申請が受理されないといったケースが多く起こっています。
実情としては、WTOの加盟に伴い、小売業に関しても、市場開放はしたもののベトナム国内の小売企業を保護したいといったベトナム政府の意向が働いているものと思われます。
ただし、最近になり、イオンがホーチミンにベトナム1号店となるショッピングモールを建設中であり、既にビンズオン省にて2号店の出店許可も取得しています。また、高島屋もベトナムに進出することが決定しています。
こういった大型の投資案件が目立ちますが、比較的小規模の小売業に関してはまだまだ進出が難しいといった状況があります。
私が駐在しているハノイに関しては、日系企業の小売・流通もまずホーチミンに進出しますので、コンビニ等の日系小売企業のハノイ進出もまだまだ先になりまそうです。
ちなみに今月GAP一号店がハノイにオープンしました。価格としては、日本とあまり変わらない印象です。ディスプレイや品揃えは日本と変わりませんでした。

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