ベトナムのバイク事情

ベトナムと言えば最初にイメージするのは、そのバイクの多さだろう。実際にベトナムのバイク市場は年間300万台であり、非常に大きなマーケットである。ベトナム人は、買い物に行くにも、子供を迎えに行くにも、デートに行くにも、どこへ行くのもバイクであり、3人、4人乗りが当たり前である。ベトナム人にとって、バイクは必需品であり、完全に生活に浸透している。朝夕のラッシュ時のそのバイクの多さを見れば、おそらく圧倒されるであろう。
そして、それらバイクの中でも最も人気があるのは日系のバイクであり、シェアの約70%を占めている。バイクでの事故は死に直結するので、日系メーカーのその品質の高さ、また3人乗り、4人乗りしても壊れない丈夫さが非常に高く評価されている。その中でもホンダのバイクは特に知名度が高く、バイクのことを「ホンダ」と呼んでいるほどである。例えば、ヤマハのバイクは、「ヤマハのホンダ」と呼ばれる。つまりバイクは全てホンダと呼ばれているのである。
また、そのバイクの多さから、排気ガスと埃の影響で市街地の空気は非常に悪い。バイクに乗るベトナム人の大半は、マスク、サングラスを装着し、その対策をしている。清潔な環境に慣れた日本人にとっては、慣れるまでは少し厳しい環境かも知れない。

以上
                                ベトナム現地法人担当  嶋

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