こんにちは、ホーチミン駐在員の嶋です。
ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、2012年1月から6月上半期のベトナムの自動車販売台数は、41%ダウンの42,928台となり歴史的な落ち込みとなりました。内訳としては、乗用車販売が47%ダウンの16,305台、残りがトラック、バスなどの商用車販売で、30%ダウンとなります。
6月単月では、前年比43%ダウン、前月比4.6ダウンの6,444台となりました。同協会の予想では、年間の販売予想台数は、8万台となり、2007年の基準程度まで落ち込むとされています。
この落ち込みの理由としては、ベトナム国内の不況に加え、政府の新たな自動車税の導入の検討に対して、市場が反応したものかと思われます。
なお、商用車のシェア別では、トヨタが断トツで一位なり、53%となり、続いて、GMの14%、フォードの8%が続きます。
ベトナムの自動車国内販売市場は、ここ数年10万台強で推移しており、今年は8万台ほどと予想されています。これは同じ東南アジアのインドネシアやタイの100万台と比較し、非常に小規模です。政府は、経済波及効果の高い自動車産業を自国内に発展させようと裾野産業の誘致及び育成に力を入れています。