傷病休暇を取得した社員の労働

 

こんにちは、トルコ駐在員の高津です。

今週はトルコでの傷病休暇を取得した社員の労働に関するQ&Aの紹介になります。

 

Q. 従業員が病院から診断書を持ってきました。3日の休職が必要と記載されていますが、傷病休暇を取得した社員を働かせることは可能ですか?

 

トルコでは病院の診断書に休職期間が記載されております。
この休職期間中に雇用者が労働者を働かせることは禁止されており、休職最初の2日間に関しては原則雇用者が労働者に給与を支払いその後はSGK(社会保険庁)より支払いが行われることになります。

 

もし仮に、労働者と雇用者が合意の下、医師の診断書の休職期間よりも早めに労働を開始することを決定した場合、再度医師より診断書を発行し傷病休暇を終了させる必要があります。

 

診断書の休職期間内に労働した事実が認められた場合(SGK社会保険の登録上)この期間労働者にSGKより支払われた休職手当は相当の金利を上乗せし返金する必要があります。
さらにこの期間の労働が原因となり症状が悪化した場合、SGKより支払われる休職手当の1/4が減額されることになります。

 

今週は以上になります。

 

 

東京コンサルティングファーム トルコ拠点
高津 幸城

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