トルコ会計基準について

こんにちは、トルコ駐在員の高津です。

 

今週のブログはトルコでの会計基準について書かせて頂きます。

 

2013年1月1日以降トルコ商法の施行により、国際会計基準の導入が規定されました。まず、財務諸表はトルコの会計基準委員会(TMSK:Turkish

Muhasebeve Denetim Standartlar Kurumu)が制定する、トルコの会計基準(TAS:Turkish Accounting Standards)に従って作成します。TASは国際財務報告基準(IFRS)に準拠しています。

また、連結財務諸表を作成する場合や連結の有無の決定についてもTASが基準となります。TASは2013年1月1日に施行されたもので、2013年より事業年度の貸借対照表の期首残高はTASに準拠して評価されなければならなくなりました。経過措置として大会社のみが適用対象となっておりますが、今後対象範囲が広がる可能性が高いと考えられます。

なお、トルコの会計期間は、基本的には1月1日~12月31日であり、課税期間も会計期間と同じ暦年となっています。ただし、外国企業の場合、財務省の許可のもとで異なる会計期間とすることが可能であるため、会計期間を4月から翌年3月までとすることもできます。

 

 

以上となります。

 

今週も、どうぞよろしくお願い致します。

 

高津 幸城

 

関連記事

ページ上部へ戻る