仏教国のタイ

こんにちは。タイバンコク駐在員の柳澤です。

本日2月25日はマカブチャー節(万仏節)となり、タイの祝日です。

マカブチャー節(万仏節)]は毎年陰暦3月の満月の夜に、釈迦のもとに弟子1250人が偶然集まった奇跡を祝う祝日だそうです。その昔、お釈迦がいらっしゃった寺院に悟りを開いた弟子1250人が偶然一同に会した日であると同時に、お釈迦様が自身の入滅を予言した日でもあります。この日、タイでは祝日になり、仏日であるため公共の場での飲酒は基本的に禁酒になるので注意が必要です。

そもそもタイは、日本と同じ仏教国です。しかし、日本人以上にタイ人は仏教の倫理観の中で生きています。タイの人々にとって、仏教は単なる宗教ではなく、価値観そのものといえるそうで、同じ仏教国に住んでいる日本人でも少し理解しづらい部分もあるかもしれません。

タイではおよそ国民の95%以上が仏教徒です。同じ「仏教」でも日本の仏教とは異なる「テーラワーダ(上座部)仏教」という、インドからスリランカを経由し、タイ、ビルマ(ミャンマー)、ラオス、カンボジアに伝わった戒律の厳しい仏教を信仰しています。

タイでは短期間(10日~2週間)でも人生のうち一度は出家しなければ一人前としてみなしてもらえないので、ほとんどの男性が出家をするそうです。すでに会社勤めしている人は、会社に出家の休暇届けを出してお寺で出家生活を送ります。日本人から見れば、会社を休んでまで出家するというのは不思議かもしれませんが、それほどタイ社会にとっては大切な通過儀礼であり、仏教が深く生活と関わっているということなのでしょう。

タイでは日本人が想像している以上に仏教、僧侶に対して敬虔です。外国人、旅行者であっても仏教や僧侶、仏像に対しての敬意を忘れてはならず、厳しい修行を積む僧侶は、国民から深く尊敬されている存在の様です。

同じ仏教国でもその違いは大きく、日本とタイの間の文化の違いはまだまだ多くありそうです。

以上

関連記事

タイ投資委員会(BOI)新投資奨励策草案発表

税務処理について

運営会社HPはこちら

2019-10-23

東京コンサルティンググループ

カテゴリー

↓チャンネル登録↓

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

456人の購読者に加わりましょう
ページ上部へ戻る