住宅事情

投資環境・経済

こんにちは、シンガポール駐在員の和久井です。

シンガポールは4、5月と比べて比較的雨が少なくなってきたところですが、久しぶりにゲリラ豪雨が降りました。シンガポールは四季はなく、気温は26~32℃が通常の気温です。扇風機をつければ比較的過ごし易いですが、どの施設、建物にもクーラーは必ず掛かっているので安心です。今はドリアンが美味しい時期であるらしく、私も始めてシンガポールでドリアンを食べました。人により好き嫌いがはっきり分かれますが、現地の方に勧められたもので試食するといいと思います。
※乗り物には持ち込み禁止です。

今回のトピックは、外国駐在員にとって気になるシンガポール生活・住宅事情についてです。シンガポールの物件は大きく分けて、HDB、Condo、Apartment、houseと種類に分かれます。シンガポールの8割の国民がこのHDBに住んでおり、いわゆる国民のための公団住宅で政府により立てられた物件となり、シンガポールのいたるところに見受けられます。HDBが集中しているところですと、通常近所もしくはHDBの1階にFood Courtが並び、中華系料理でも様々な料理を比較的リーズナブルな値段で食事ができるので、シンガポールの家庭では共働きも一般であるため、自炊をするよりも、外食もしくは持ち帰り(Da Pao)をよく見受けます。

話は戻りますが、HDBは外国人が購入することは出来ませんが、賃貸契約するのは許されており、また学生や駐在員で家賃を抑えたい場合は一部屋を借りてシンガポーリアンオーナーと生活するか、もしくは友達同士で部屋を借り、シェアすることもよくあります。共同スペースは共有となるCommon Room一部屋ですと家賃相場がS$700~1,000です。殆どが家具付きの部屋を提供しており、インターネット、光熱費、エアコン付きと書いてあれば家賃にすべて含まれているということになります。

HDBのオーナーは若い方も中にはおり、若くしてどの様に購入できるかというと、シンガポールはCPFという中央積立金制度があり、一般のシンガポール人もしくは永住者であれば加入義務となっています。CPFは給与から自動的に一定額を積み立てられる仕組みが整っているため、この貯蓄を利用して、或いはCPFローンを組むなどをして住宅購入に当てることが可能となるのです。若い夫婦で中には、新居として自宅を購入し、自分たちで内装Renovationを行い、新築のような部屋を自分たちの住居として住むだけでなく、一部屋を外国人へ賃貸として提供し、その収入をローン返済に当てるということがよく見受けられます。安くシンガポールで滞在したい外国人や留学生にとってもメリットとなりますし、ローン返済もできる。日本で見受けられない、画期的なプランだと思います。

また次回はランクが上がったコンドについてご紹介いたします。

以上

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2019-10-23

東京コンサルティンググループ

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