国産自動二輪メーカーのスクーター発売

投資環境・経済

 

 皆さん、こんにちは。シンガポール駐在員の岩城です。

 

 掲題の通り、興味深いニュースがあったので、今回はそれをご案内させて頂きます。

 

 シンガポールの国産自動車二輪メーカーであるArif Air Automobile社が、シンガポールで初めての国産スクーター「Aバイク」を発売し話題となっています。

 ご存知の方もいるかと思いますが、シンガポールで車を所有するにはかなりの金額が必要となります。日本において300万円程度で購入できる車両も、シンガポールにおいては、まず所有するためのライセンスを取得し、その後車両を購入するので、実際には1,000万円近くかかるとも言われています。

 

 Aバイクは5,000ドル程度で販売されていますが、周辺国のものと比べるとかなりの割高となっております。公共交通網も十分に発達しているシンガポールにおいて、Arif社の挑戦はかなり興味を引かれるものです。正直、勝ち目のないと思われている市場での挑戦なので、何かしらの戦略を持ったものと期待しており、今後の動向に注目して行きたいと思います。

 

 日本企業の方からは、シンガポールはすでに成熟した市場であり、これからビジネスを行うのは難しいという声をしばしば聞く事があります。しかし、本当に成熟しているのか、ひょっとするとブルーオーシャンがまだまだ残っているのではないか。ステレオタイプに一石を投じる成果をArif社には残して頂きたいものです。

 

 

ご質問等ございましたら、お気軽に下記連絡先までご連絡ください。

 

【問い合わせ先】

Tokyo Consulting Firm Co. Pte. Ltd.,

岩城 徳朗(iwaki noriaki)

iwaki.noriaki@tokyoconsultinggroup.com

+65-8363-9858

 

 

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2019-10-23

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