東京コンサルティングファームフィリピン駐在員の日比野です。
先週のブログでは、フィリピンの監査条件をお伝えしました。今回はフィリピンにおける監査の実態について触れたいと思います。
フィリピンは法定監査の条件が厳しく、ほとんどの日系企業が対象となります。同様に会計制度は非常に優れていますが、一方でその取り締まりが出来ていないという実状もあります。一部のローカル監査人は、監査業務を行わずに署名をしたり、財務諸表上の虚偽記載を阻止できないリスクもあると言われています。
今後の新政権のもと、厳格な取り締まりが行われる可能性もあるため、将来のリスクを回避するためにも信頼できる監査事務所や監査パートナーに監査を依頼されると良いでしょう。
それでは今週もよろしくお願いいたします。
株式会社東京コンサルティングファーム
フィリピン支社 日比野和樹