皆さんこんにちは。
東京コンサルティングファーム、フィリピン・マニラ支店の上原です。
本日は、最近日系企業間で話題となっている日比社会保障協定について書いていきたいと思います。
・日比社会保障協定とは?
一言で言うと、駐在員の「保険料二重払い」を回避するための協定でございます。
駐在員の方は通常、日本でも保険料を支払っているが、フィリピンにおいても加入する必要があるため、「かけ捨て」の状態にあると言えます。
日本では、フィリピンの他にも21か国とこの協定を結んでおり、そのほとんどが既に効力を発揮しています。
フィリピンでは8月1日より有効となるようです。
・具体的な効力
通常、派遣期間が5年以内のフィリピン駐在員は、フィリピンにおける社会保障制度への加入義務が免除されることとなります。
その期間を超える場合は、フィリピンにおいてのみ保険料を支払う必要がございます。
また、通常老後の年金をもらうには、25年以上の社会保障制度加入期間が必要となりますが、仮にフィリピンに20年社会保障制度に加入していた場合、その期間も含める、といった措置が取られるようにもなります。
ただし、日本においてもらえる厚生年金の金額に、フィリピンの20年分も加えられる、というわけではないようなので、ご注意ください。
・詳細
こちらの協定に関して、より詳しくお調べになりたい方がいらっしゃいましたら下記日本年金機構のサイトをご覧ください。
http://www.nenkin.go.jp/service/kaigaikyoju/shaho-kyotei/kyoteiaite_chui/Philippines.html
弊社においても、最新の制度には常にアンテナを張り動向を伺っておりますので、いつでもご相談頂ければと思います。
以上、本日のブログでした。
このブログがフィリピンにてご活躍される駐在員様の一助となれば幸いです。
今週もどうぞよろしくお願い致します。
弊社では、フィリピン進出から進出後の会計、税務、人事および労務まで
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