会社が抱える3つの問題~第1の問題~

経営

こんにちは。フィリピン駐在、Visionary Consultantの大橋です。

 

今週のブログは、「会社が抱える3つの問題~第1の問題~」について書かせて頂きます。

 

前回は、海外子会社が強い会社になるために、ローカライゼーションの重要性についてお話ししました。

 

では、ローカライゼーションが上手くいかない会社には、一体どんな問題が起きるのでしょうか。

 

この問題は、どこの企業でも大きく3つに集約されます。

 

1つ目が、結果の問題です。

 

結果というと、一言で言えば、財務の問題です。売上が伸びない。利益が出ない。キャッシュが残らない。予算を立てても未達で終わってしまう。

 

海外子会社管理で起きる問題として、お金の流れがよく見えないという話を聞きます。

 

経理は、ローカルスタッフに任せきり。月次決算の締めは翌15日以降。これによって最悪のケースは、ローカルスタッフによる不正の発覚。

 

では一体、財務とは何でしょうか。財務には、2つあります。

1つは、未来の数字。未来の数字とは、会社が描く理想の姿を定量目標として表した利益計画です。

よく計画を立てても仕方がないという社長がいます。なぜなら、思い通りにいかないから。

計画とは、会社のビジョンを示した社長の意思です。目標なくして経営の舵を切る事はできません。

 

もう1つは、過去の数字。過去の数字とは会社の現状をいち早く把握し、経営の意思決定に役立てる月次決算の分析です。

分析とは、会社の現実を直視し、把握することで次なる経営課題を見つることが目的です。では、即時決算が出来ていないとどうなるでしょうか。15日以降に数字が出て所で、もう月の半分が過ぎてしまっています。これでは、先月の課題に対する対策を打つこともできないでしょう。

 

まとめると結果の財務のポイントは、①未来軸で理想を描くこと・②過去の数字で現実を直視すること。そして、理想と現実のギャップから生まれる次なる経営課題を発見することなのです。

まずは、社長のビジョンに沿った利益計画を作成し、月次決算を第5営業日までに締め下さい。

今、自社がすべき事が見えてきます。

 

弊社では、翌第1営業日で30拠点近くの連結決算を行い、月次連結経営戦略書というツールを用いて第3営業日までに決算報告会を行うことで、数字の見える化、高速で改善PDCへと繋げています。

 

 

 

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