いつもお世話になっております。東京コンサルティングファーム・マニラ支店の早川でございます。東南アジアはどの国もビザの手続きは面倒なものです。フィリピンは現状、入国前のビザ手続きは特に必要なく、入国後に申請し、4~5か月で取得する、というフローです。これは変わることが決定していますが、いつ変わるかは明確ではありません。
さて、現状の手続きでビザ申請を進めていらっしゃる知人から、「いや~、今ビザの手続きでパスポート預けちゃってて、しばらく帰ってこないんだよね」だとか、「ビザの手続き終わってないから、私、国外旅行はいけない・・・」という話をきくことがあります。
「ビザ手続きを始めたら出国できない」というのは、本当なのでしょうか?
厳密にいうと、出国できない、あるいはパスポートを預ける期間というのは一部あるものの、ビザ手続きの5か月間ずっと出国できないわけはなく、また、ずっとパスポートを預けている必要ある、というのは間違いです。
ビザの手続き、と一口に言っても、いくつかの段階があります。
①外国人労働許可書(AEP)および仮ビザ(約1か月)
②9Gビザ申請~9Gビザ取得のための面談(約0.5月)
③9Gビザ承認(約2か月)
④9Gビザ発行、そして外国人登録書(ACR-I card)の発行(約1か月)
この手続きの中でも、例えば①の手続きが終わった後はパスポートが返却され、出国することが出来ます。②~③の手続き中も、申請前に出国の予定を伝えることで、出国はできます。しかし再入国後、Revalidation(手続き再開申請)を行わなければならないため、一般的なスケジュールよりは+2週間ほどかかるでしょう。
④の手続き中は出国できないということは固く決まっております。
詳しくはビザ手続きを行っている代理店にお問合せください。柔軟な出国のご相談など、お気兼ねなく弊社へお問い合わせください。ご参考になれば幸いです。
東京コンサルティングファーム・マニラ拠点
早川 桃代
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