ジプニー(もしくはジープ)の乗り方について

こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

今週はややマニアックな情報になりますが、ジプニー(もしくはジープ)の乗り方についてお話させて頂きます。

フィリピンに住んでいらっしゃれば誰しもご存知だと思いますが、街中には乗り合いのジプニーがたくさん走っております。あのジプニーに乗ったことはありますでしょうか。日中の暑い中、クーラーもついていない(密閉されてクーラーがついているのもあるようですが)ジプニーに乗るのはきついかもしれませんが、非常災害時やどうしてもタクシーがつかまらないときはためしに乗ってみるのもいいかもしれません。きっと1ペソのありがたみを感じることができると思います。

乗り方は至って簡単です。

1. まずは道端に立ってジプニーが来るのを待つ。

→基本的にジプニーは大通りをまっすぐ進んで行くので、自分が行きたい方向に走っていくジプニーをつかまえればOKです。どのジプニーがどこに行くのか分からない際には、とりあえずジプニーを止めて、運転手さんに行きたい場所の方に向かうかどうか聞いてみるといいと思います。

2. ジプニーが来たら人差し指を1本立てて、「止まってくれ。」というジェスチャーをする。

3. ジプニーが止まったら、乗り込んで空いている席に座る。

→満席の際には少し危ないですが、荷台の入り口付近に立っていてもOKのようです。また、人気の席は降りやすい出口付近の席のようです。

4. 行き先を告げてお金を払う。初乗りから4キロまでは8ペソなので、よほど長距離を乗らないのであれば、8ペソ払っておけばOKです。この際「バヤ、ポ(お金払います)」とタガログ語を使うと、周りのフィリピン人の方に「やるな。」という表情をされます。

また、この支払の際に使ってよいのは100ペソ札までのようで、500ペソ、1000ペソで払うのは、お釣りがないので不可能だと思います。

さらに、この支払で驚きなのが、皆が協力してバケツリレーのような形で支払いを行うことです。そのため、運転席付近に座っている人は、絶えず支払の手伝いをすることになります。

5. 目的地に付近に着いて、ジプニーを降りるときは「パラ、ポ(止まって下さい)」と運転手に声を掛ける。

6. ジプニーから降りて、任務完了。

ジプニーから無事に降りると、なんとなくひと仕事終えたような爽快な気分になるのは私だけでしょうか。

最後に注意点ですが、夜1人でジプニーに乗るのは、安全面から避けた方がよいと思われます。また、日中であっても窃盗団が大勢で乗り込んで来て、お金を持っていそうな人から物を取るということも、時々起るようです。

手ぶらで、金目のものや大金を持たず、複数人で乗るのが最初はいいかもしれません。かく言う私は、数カ月前から毎日通勤でMRT(高架鉄道)とジプニーを使用していますが、今のところスリや危ない目に遭ったことはありません。ただ、夜なのに無灯火でスピードを出されると、心から嫌だなあと思います。

このジプニーの運賃について、現在ジプニーの事業者団体が値上げを検討しているようで、初乗り8ペソから10ペソになる可能性があるということです。私達日本人にとっては小さな値上げで、依然非常に安いと思いますが、現地のローカルの方達にとっては死活問題のようです。

先日通勤でジプニーを使っている会計士のスタッフにこの2ペソの値上げの話題を振ってみたところ、興奮気味に「困るわー」ということを言っていました。お近くに通勤でジプニーを使っているスタッフの方がいたら、「ジプニー値上げについてどう思う?10ペソになるかもしれないんだよね?」と聞いてみると、コミュニケーションとしてはいいかもしれません。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上

             

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