フィリピンで
今回は、
1.オープンケース(Open Case)とは
オープンケースとは、
BIRから
2.オープンケースが発生する主な原因
-
- 税務申告の
未提出
最も多い ケースは 税務申告の 対応漏れです。 フィリピンでは VAT (付加価値税)、 Income Tax (法人 税)、 Withholding Tax (源泉税各種)、 Percentage Tax (パーセンテージ税)などが あります。 登録されている 税目に ついて 申告期限までに 対応を しなかった 場合、 オープンケースと なります。 売上が 発生していない 企業であっても、 登録されている 税目に よっては 申告義務が 継続する ため注意が 必要です。 - 申告は
したが BIRの システムに 反映されていない
意外と実務で 多いのが、 過去に 期限内の 申告対応は したが、 BIR側の システムで 反映されておらず、 オープンケースと なっている 場合です。 例えば、 eFPSや eBIRなどの 税務申告用の オンラインプラットフォームで 正常に 送信できていない、 納付情報との 紐づけが できていない、 システムエラー、 誤った TINや 納税期間で 申告してしまった、 などの 要因に よって、 実際には 適切に 申告・納付を 行っていても BIRシステムでは 未申告と して 扱われる ことがあります。 - 税務登録内容との
不一致
会社設立時や事業内容変 更時に 登録した 税目と 実際の 事業内容が 一致していない 場合にも オープンケースが 発生します。 例えば、 不要な 源泉税の 登録を 削除していない、 VAT登録の 変更漏れ、 事業停止後も 登録が 残っている、 などが 代表例です。 - 会社休眠・事業停止後の
登録未抹消
会社が
実質的に 営業していなくても、 BIRへの 事業終了届、 税務登録の 抹消等を 行っていない 場合は、 毎期申告義務が 継続し、 年数分の オープンケースが 積み 上がることがあります。 3. オープンケースが
あると どう なるか オープンケースを
放置すると、 次のような 場面で 問題と なる ことがあります。 ・Tax Clearanceの
取得 ・会社清算・事業廃止手続き
・RDO変更
・税務調査対応
・各種許認可の
取得 ・M&Aの
デューデリジェンス また、
未提出申告に ついては 延滞税や 加算税、 Compromise Penalty (和解罰金)などが 発生する 場合も あります。 4. オープンケースが
あるか 確認する 方法 オープンケースは、
登録先RDO (Revenue District Office) へ 照会し、 Open Case Listの 確認を 行います。 確認時には 通常、 TIN、 会社名、 BIR登録情報などを 基に 照会が 行われます。 実務では、
会社清算や Tax Clearance取得前に オープンケースの 有無を 確認する ことが 一般的です。 5.
オープンケースが 見つかった 場合の 対応 内容に
よって 対応方法は 異なりますが、 一般的には 以下の 流れと なります。 オープンケース一覧を
取得 →内容を
確認 →過去の
申告書・納付書と 照合 →未提出であれば
追加申告 →システム上の
未反映であれば 証憑を 提出し修正を 依頼 →必要に
応じて ペナルティを 納付 →ケースの
クローズを 確認 重要なのは、
BIRシステム上で 「未提出」と 表示されていても、 実際には 提出済みである ケースも 少なくない ことです。 その ため、 すぐに ペナルティを 支払うのではなく、 eFPS受付通知、 eBIR受領メール、 電子納税証明、 銀行納付記録などを 社内で 確認し、 事実関係を 整理したうえで 対応する ことが 重要です。 ※)記載しました 内容は、 作成時点で 得られる 情報を もとに、 最新の 注意を 払って 作成しておりますが、 その 内容の 正確性及び安全性を 保障する ものではありません。 該当情報に 基づいて 被ったいかなる 損害に ついても 情報提供者及び当社 (株式会社東京コンサルティングファーム 並びに Tokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は 一切の 責任を 負う ことは ありませんので ご了承ください。 最後に
オープンケースは、
「税務調査を 受けている」と いう 意味ではなく、 BIRシステム上で 未解決と なっている 税務事項を 指します。 日頃から 適切に 申告・納付を 行っていても、 システム反映漏れや 登録内容の 不一致などに より 発生する こともある ため、 定期的な 確認が 望まれます。 特に、 会社清算や 組織再編、 Tax Clearanceの 取得などを 予定している 場合には、 手続き直前ではなく 早めに オープンケースの 有無を 確認し、 必要な 対応を 進める ことが 重要です。 弊社では、
フィリピン進出に 関する 事前相談から 会社設立、 各政府機関への 登録、 設立後の 会計・税務・労務サポートまで 一貫して 支援しております。 お困りの 際は、 お気軽に お問い合わせ ください。 東京コンサルティングファーム フィリピン拠点 古谷 桃香
- 税務申告の