【フィリピン法人】SEC、2020年版GISフォームの使用期限を2026年6月30日まで延長
拠点:Philippines 氏名:杉原 樹
東京コンサルティングファームフィリピン支店の杉原です。
今回は、フィリピンSECによるGISフォームの提出期限延長と、その背景にあるHARBORシステムについてお話ししたいと思います。
~HARBORシステム対応準備のため、移行期間を継続~
フィリピン証券取引委員会(SEC)は、eFAST(Electronic Filing and Submission Tool)を通じた提出において、2020年版General Information Sheet(GIS)フォームの使用期限を2026年6月30日まで延長することを発表しました。
今回の延長は、企業がHARBORシステムへの登録・設定を完了するための準備期間を確保することを目的としています。
2020年版GISフォームの使用延長
延長後の期限
SECは、以下の期限まで2020年版GISフォームの使用を認めています。
対象となるのは、SECのオンライン提出システムであるeFASTを利用したGIS提出です。
## HARBORシステムとは?
Beneficial Ownership情報管理システム
HARBOR(Hierarchical and Applicable Relations and Beneficial Ownership Registry)は、企業の実質的支配者情報(Beneficial Ownership Information)を管理するSECのオンラインシステムです。
近年、SECでは透明性強化および電子化推進の一環として、HARBORシステムへの対応を各企業へ求めています。
## なぜ延長されたのか?
企業側の準備期間を考慮
SECによると、多くの企業で以下の対応に時間を要している状況があるため、今回の延長措置が取られました。
* eSECUREアカウントの登録
HARBORアクセス権限の設定
Beneficial Ownership情報の整備
eFAST提出環境の確認
これにより、企業は従来の2020年版GISフォームを引き続き使用することが可能となります。
GISフォームの入手方法
SECウェブサイトよりダウンロード可能
2020年版GISフォームは、現在もSEC公式ウェブサイトよりダウンロード可能です。
企業は当該フォームを利用し、eFAST経由で提出を行うことができます。
サポート窓口
SECへの問い合わせ方法
eFAST、eSECURE、HARBORに関するサポートについては、以下を通じて問い合わせ可能です。
対応窓口
実務上のポイント
今後の対応に向けて
今回の延長措置により、直ちに新システムへ完全移行する必要はありませんが、将来的にはHARBOR対応が必須となる可能性があります。
そのため、各企業においては、以下の準備を早期に進めることが推奨されます。
- Beneficial Ownership情報の整理
まとめ
SECは、企業のHARBORシステム対応準備を考慮し、2020年版GISフォームの使用期限を2026年6月30日まで延長しました。
フィリピン法人を有する企業においては、今後の電子化対応に備え、eFAST・eSECURE・HARBORの利用環境を早めに整備することが重要となります。
特にGIS提出を控えている企業については、最新のSECガイドラインを確認しながら、必要な準備を進めることが推奨されます。
## よくある質問(FAQ)
**Q: HARBORシステムとは何ですか?**
A: 企業の実質的支配者情報(Beneficial Ownership Information)を管理するフィリピンSECのオンラインシステムです。
**Q: 2020年版GISフォームはいつまで提出に使用できますか?**
A: eFASTを通じた提出において、2026年6月30日まで使用が延長されました。
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