メキシコにおける労務規程について

こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの田村彩紀です。
今週は、メキシコにおける労務規程に関して記載をいたします。

質問)
他国では、就業規則や雇用契約書、その他に労務に関係する規程を定めなければならにのですが、メキシコの場合はどのような決まりになっているのか、教えていただけますでしょうか。

回答)
はじめに、メキシコでは、雇用契約書を従業員と会社間で締結をする必要はございますが、
就業規則については、作成することは義務とはされておりません。(他国では、従業員が〇人以上いる場合は就業規則の作成を義務付けている国もございますが、メキシコでは、従業員数による作成義務の有無というのもございません。)しかしながら、従業員とのトラブルが起こりうることに対するリスク対策として、多くの企業様が就業規則を作成をしております。

 

また、そのほかの労務規程に関しては、メキシコでは定めなければならないものはございません。ですが、企業様の多くは、他国と同様の労務規程を定めている傾向にございます。一般的には就業規則以外の規程は、
– 賃金・給与規程
– 出張旅費規程
– 休業規程
– 通勤規程
などがございます。

こちらはあくまでも一例となりますので、
このほかにも貴社の事業形態を考慮して、設けるべき労務規程がある場合がございます。どのような規程を設けるべきかということについて、お気軽に、ご相談いただけますと幸いです。

 

また、上述いたしました規程に関して重要となってくるのが、規定内容のアップデートとなります。労務に関してお伝えいたしますと、2012年に大きな法改正が行われております。
企業様の中には、2012年の法改正以降、就業規則・雇用契約書をはじめとした、労務規程を見直していないといったケースもございます。さらに、今年、2018年は、新大統領が12月に就任予定となりますので、大統領交代に伴い、労働法が改定する可能性が十分に考えられます。今一度、各種規程の見直しに関して、ご検討いただければと存じます。

弊社では、労務規程をはじめとした、様々な規程のレビューならびにアップデートのサービスを行っております。まずは、弊社へご連絡いただくとともに、現行の規定内容をご確認させていただければと存じます。

お読みいただきありがとうございます。

 

株式会社東京コンサルティングファーム

メキシコ拠点

田村彩紀

 

【WIKI-INVESTMENTのご紹介】

待望のデータベース化を実現!!『WIKI-INVESTMENT』オープン

これまで多くの企業様にご愛読いただいた弊社『海外投資の赤本』シリーズ計14冊24カ国(合計金額101,706円相当)の内容が、さらにマレーシア・アフリカ諸国のコンテンツも加わり、データベースに生まれ変わりました。

本データベース『WIKI-INVESTMENT』のオープンを記念しまして、今なら各国の2章分(第1章と第2章)を登録不要でお試しいただけます(もちろん無料です)。さらに、すべての内容を一度見たいという声に応えまして、無料会員登録をしていただきますと、24時間で掲載30か国のすべての情報を閲覧することが可能です。

無料登録は、下記のURLよりたった1分で可能です。

http://wiki-investment.com/

(なお、閲覧する際は、PCでの利用をお願いします。)

コンテンツに関することは、メールで無料問い合わせが可能です!!!

個別、具体的案件に関する質問は、別途、有料サービスも用意しております。)

 

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る