TRT(一時居住許可証)の更新について

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。

今週はTRT(一時居住許可証)の更新について記載します。

 

 

質問)

 TRTの有効期限が来月中旬までとなっています。1か月前から更新手続を始められると聞いているのですが、今月下旬〜来月下旬までメキシコ国外へ出張を予定しています。出張前までには更新を終えたいのですが、手続にはそれほど時間がかからないのでしょうか。メキシコでの各種手続にはかなり時間がかかるので、手続を始めても1〜2週間で終わらない気もしています。もし、出張前までに更新が終わらなかった場合、どうなるのでしょうか。

 

回答)

更新手続は、初回発行のように段階が分かれています。

 

1)    更新申請⇒INMから更新申請の許可証発行

2)    上記の許可後、写真と指紋の登録

3)    更新されたTRTの発行

 

写真や指紋の登録さえ終われば、発行までには時間がかからないと思われますが、メキシコでの各種手続はスケジュール通りにいかないことが多々あります。同じ手続であっても、数日で完了することもあれば、1か月以上も何の動きもないことがあります。

 

そのため、このようなケースにおいては、手続を開始したにもかかわらず、出国までに更新が完了せず、「手元のTRTが無い」と言ったこと起こりえます。最も確実な方法は、TRTの更新を待ってから出国することですが、そんなことも言っていられないのが現実でしょう。

では、どうしたらよいのか。具体的には以下の方法が考えられます。

 

①   一時出国許可を得る

②   戻ってきてから更新手続を開始する

 

①   一時出国許可を得る

 手続期間中にやむを得ない理由によって、出国をしなければならない場合、移民局(INM)にて出国許可の申請を行い、認可されれば出国することが可能です。ただし、この手続を経て出国している間の更新手続はストップします。

 

②   戻ってきてから更新手続を開始する

メキシコ国外に滞在期間中に期限が切れた場合、メキシコに戻ってきて(入国日)から5日以内に更新手続を開始すれば、通常の更新手続を行うことができます。

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る