皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの藤田大です。
今週は雇用契約のリスクについて記載します。
質問)
仕入れ先の企業より、雇用面についての噂を聞きましたので、確認させて下さい。
ある企業では自社のスタッフの雇用を派遣会社、外注契約という形式で働いてもらっているケースがあるようです。
その場合、PTUの支払いや退職金に関して、メリットがあるのだと聞きました。
当社としても、利益確保のために検討をしたいのですが、法律上は問題ないのでしょうか。
何かアドバイスがあれば、教えてください。
回答)
法律上のグレーゾーンに当たるトピックである為、
弊社の弁護士の見解として、回答を記載させて頂きます。
労働法に基づき、スタッフを雇用しているに関わらず、
社会保険に加入していない、あるいはPTUを支払っていないことはハイリスクであり、仮にそのような形態をとっている場合、契約書として本人の同意を得たとしてもリスクを回避できるとはいえないとの事です。
また、ご質問にあった形態(派遣、外注)のスタッフから退職時に、退職金を求められた場合、こちらも同じく不払いにする事自体にリスクがある為、
法的処置を取られる前に、対応するのが良いと考えられます。
現状のメキシコにおける日系企業において、
派遣契約、外注契約による雇用が存在している事は事実としてありますが、
当局の査察を受けた場合は、何かしらの罰則を受ける可能性が高いといえるでしょう。
現状の雇用体制に不安が残る場合は、是非弊社にご相談頂ければと存じます。
株式会社東京コンサルティングファーム
メキシコ拠点
藤田大
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