皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループメキシコ拠点の萩平 賢哉です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「メキシコでのPTUの支払い対象者」についてお話していこうと思います。
Q&A
質問)
メキシコのPTUの支払い対象者に関して、詳しく教えてください。
役職があるものは支払い対象外という認識でおりましたが、役職がある駐在員全員が支払い対象外であるわけではないと言われました。
回答)
結論から申しあげますと、支払い対象外の役職というのは定款に準じます。
ですので、定款に役職とのその役職の対象の方の名前がある場合、対象外となり、定款に記載がない方に関しては、支払い対象内となります。
PTUに関しましては、メキシコの連邦労働法の126、127条に記載されております。
本質問は、127条第一項に下記のように記載されております。
I.Los directores, administradores y gerentes generales de las empresas no participarán en las utilidades;
訳は、“企業の取締役、管理者、総支配人は利益に参加しない”という意味です。
メキシコでは、公式に役職を認識する際に定款に準じて認識します。
社内で、役職があるなしに関係なく、公正証書に記載があるのかどうかでPTUの支払い対象であるかどうかを確認することができます。
会計士によって、駐在員は全員PTU支払いの対象外と認識される場合がありますが、政府や監査にて確認を行う場合は、法的に有効なもの(公正証書)を確認します。
定款に役職を付け、名前を記載する場合はPTUに関しても上記のような注意が必要となりますのでご注意ください。
また、その他のPTUの支払い対象者に関してや、よくご質問があります分配方法に関して以前弊社で執筆しておりますので、下記URLよりご参照ください。
弊社では、給与計算だけではなくPTUの計算・退職金の計算など労務面の実務も行っておりますので、お気軽にお申し付けくださいませ。
今週は以上です。
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株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
萩平 賢哉
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