メキシコでのずさんな手続き処理について

こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの清水皐でございます。

今週は、メキシコでのずさんな手続き処理について記載いたします。

 

質問)

先日メキシコ拠点の登記およびRFCの取得が完了し、事業開始に必要な各種手続き(銀行口座の開設や就労VISAの申請等)を進めております。

現地サポートを日系の弁護士事務所にお願いしているのですが、各手続きに必要な書類と、実際に窓口で求められる書類が異なったり不足していたりという問題が多々起こり、不信感が募っております。

他弁護士事務所を使われている企業の方からも同じようなことを聞いたりするので、メキシコでは仕方のないことだと諦めるしかないのでしょうか。
何か対処法があればご教示ください。

 

回答)

お問い合わせいただきありがとうございます。

まず前提の話となってしまいますが、メキシコは担当者によって言うことが異なり、正式な職員(銀行員、INM移民局の職員等)であっても処理を誤ることが頻繁に起こり得る国でございます。

正直なところ弊社でも同様の経験があり、同じ手続きであるにも関わらず、以前は求められなかった書類を急に要求されたりということもあったりします。
そのため、上記のことを念頭に置いて我々も手続きに臨む必要があると感じております。

 

銀行口座の開設やVISA申請に関しては、公式ホームページに一連のプロセスと必要書類は明記されておりますので、まずはそこに記載されている情報と、貴社の弁護士事務所から伝えられた情報が一致しているかを確認しましょう。

手続きによっては毎年のように規定が変更されることもありますので、常に最新情報ではどのように定められているかを把握しておかなければなりません。
公式ホームページは全てスペイン語表記でございますので、貴社のメキシコ人スタッフの方、もしくは弁護士事務所の担当者の方に直接該当する資料を提示するよう依頼すると良いかと存じます。

 

今週は以上となります。

弊社ではメキシコの法律や税制などに関するアドバイザリー業務も請け負っております。
現在契約されている会計事務所や弁護士事務所の判断に、少しでもご不安な点がございましたら、セカンドオピニオンとしてどうぞお気兼ねなくお問い合わせください。


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株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
清水皐

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

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