リファレンスコールについて

会計

皆さん、こんにちは。

 

東京コンサルティングファームメキシコの藤田大です。

 

今週はリファレンスコールについて記載します。

 

 

質問)

先日、自主退職したスタッフAより、以下のような苦情を受けました。

法務面のリスクについて、教えて下さい。

 

[苦情内容]

就職活動をしていた企業に、スタッフAの勤務態度、能力についてリファレンスの電話をした結果、採用を見送る事にした。と言われた。

不利益を被ったので、過去の件に関する情報を社外に出さないで欲しい。

 

[確認事項]

このようなケースにおいて、リファレンスの電話に回答したことによって、

スタッフAに損害を与えたとして、企業に法的なリスクになるような事があるのか。

 

回答)

 

場合によっては、リスクとなる事も考えられます。

リファレンスコールとは、新しく雇用者を採用検討する企業が、過去に雇用者の働いていた企業に対して、一般的な会計能力の有無や、マネジメント力、信頼性等を確認する事をいいます。

 

これらは客観的に回答をする事がベターであり、

事実であっても雇用者にとって不利益を被る情報を事細かに開示した場合、

さらに、それを録音等の証拠として残された場合には、その後に元雇用者から訴訟を受ける可能性があります。

 

その為、今後リファレンスのお電話を受けた場合には、

あくまで一般的な能力について回答するのが良いと考えられます。

 

企業としては、少しでも問題が起きないような対応を心掛ける事が重要と言えるでしょう。

 

 藤田大

 

 

 

 

 

 

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