外国人とメキシコ人の雇用比率について

 

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。

今週はメキシコの外国人とメキシコ人の雇用比率について記載します。

 

 

質問)

メキシコには外国人1名に対して、現地スタッフを9名雇用しなければいけないというルールがあると聞きました。当社は日本から1名を現地に出向させる予定ですが、当面は現地スタッフを雇用する予定はありません。メキシコに進出している他の企業は、1:9の割合で現地スタッフを採用しているのでしょうか。

 

回答)

メキシコの労働法7条には、原則として外国人駐在員1人に対して、メキシコ人を9人雇用しなければならない(役員および一定のステータスの管理職などに従事する物を除く)とあります。そのため、日系企業の具体的な対応としては、当該7条には役員等のステータスについては除くとありますので、日本人駐在員については役員登録し、この規定の適用を受けないように調整している会社などがあります。

一方で、現状では形骸化している面も多いため、人員が1:9の割合になっていない企業もあります。

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