2020年になり、雇用補助金(Subsidio por el empleo)に対して新しく財政決議(La Resolución Miscelánea Fiscal para 2020)がなされ給与のCFFDIに各個人にて雇用補助金(Subsidio por el empleo)が明記されていなければ認められないということとなり、従来よりも厳しくなりました。
(Regla 3.17.14)
雇用補助金について詳しくは下記のURLにてご確認ください。
https://kuno-cpa.co.jp/mexico_blog/メキシコの雇用補助金「subsidio」について/
日本にはない概念ですので、時々そんなことがあるのかと驚かれることもありますが、これは、メキシコの低所得者でもしっかりと納税を行わせるために国が定めております。
上記の通り、メキシコに置いてこのような精度がある以上、管理者としては知っておく必要があります。
2020年からよりCFDIに厳しくなる可能性があるため、何をチェックしなければならないかを改めて記述いたします。
まずCFDIでは、雇用補助金は、「その他の支払いの種類」で実際に労働者に与えられる雇用補助金はコード002に反映される必要があります。
具体的には、次のシートに表示されます。
SAT WebサイトでCFDIを準備すると、次の画面が表示されます。
実際に労働者に提供される雇用補助金の金額が表示されます
上記の入力フォームに入力することでCFDIへ反映がなされます。
適切なプロセスでおこなわなった場合、BS科目に残ってしまうなどのリスクもあり、一般的には小さな数字ですが、注意が必要となります。
なお、2020年も引き続き雇用補助金(Subsidio por el empleo)の適用金額などの変更点はありません。昨年と大きく変わったわけではございませんが、メキシコですので何が起こるかわかりませんのでご注意頂ければと存じます。
また弊社では、給与計算のレビューも行っております。
お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
渡辺寛
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