皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの藤田大です。
今週は会計データの確認方法②について記載します。
質問)
初めまして。メキシコに赴任したばかりなのですが、
法人の入出金状況を本社側に報告しなければなりません。
月中の費用類はFactura、領収書等の証憑をまとめているのですが、入出金状況と照らし合わせるには、会計データをどのようにいればよいのでしょうか。
資料のスペイン語名も分からず、困っております。
教えていただく事は可能でしょうか。
回答)
会計データと資料の関連性について、ご回答させて頂きます。
先ずは、スペイン語版の会計用語についてですが、当社の別日のブログをご参照ください。以下に該当ブログのURLを記載します。
また、前回のブログ「会計データの確認方法①」も併せてご確認ください。
会計データから口座の入出金を確認する場合、
手順は以下のようになります。
① 試算表(Balanza de Comprobacion)を確認
② 総勘定元帳(A uxiliares)を確認
③ 仕訳日記帳(Diarios)を確認
④ 証憑(Facruta等)との照合
今週は、②の総勘定元帳(A uxiliares)について記載します。
総勘定元帳(A uxiliares)を会計データから出力すると、
画像のような形式になります。※会計ソフトの種類によって多少異なります。
総勘定元帳では、試算表で確認した科目の合計値の内訳を確認する事が出来ます。
例えば法人の入出金状況を確認したい場合、
画像2列目のTipoで確認したい銀行口座をチェックします。
画像に記載されているように、
Ingresosは入金
Egresosは出金
Diarioは入出金の動きが無い事を意味します。
次に対応する行を見てみると、金額の記載があります。
右から2、3列目
Cargosは借り方
Abonosは貸し方
つまり、銀行口座(資産)で見た時、
Abonosは減少、Cargosは増加を意味します。
左から1番目の列を見れば日付を確認出来るため、
総勘定元帳(A uxiliares)を見れば、いつどのような入出金があったのか、を確認する事が可能という事です。
取引の詳細を確認する為には、
「③仕訳日記帳(Diarios)」を確認する必要があります。
次週は、その「③仕訳日記帳(Diarios)」の確認方法について紹介していきます。
株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
藤田大
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