メキシコの教育システムについて

今回はメキシコの教育システムについてお話します。

 

メキシコの教育制度は、日本と同様に、小学校が6年、中学校が3年、高等学校が3年の「6・3・3制」で、義務教育は中学校までです。小学校が6~12歳、中学校は13~15歳、高等学校が16~18歳までというのも同じです。公立の小学校と中学校は就学率の向上のために、午前、昼間、夜間の3部制を採っているのが特徴の1つです。基本的にスペイン語での教育が行われますが、地域によりナワトル語やマヤ語などの少数民族との二重言語教育も行われています。

 

メキシコでは小学校をPrimariaと称し、6歳から11歳の児童が教育の対象となっていて、2009年から義務教育のカリキュラムに組み込まれました。それ以前は、小学校に入学する前提条件としてプリスクールに最低1年間通学する必要がありました。メキシコには公立小学校と私立小学校に共通する標準カリキュラムがあり、国立教育評価研究所が教育水準をモニターし、教師陣による指導の質を管理しています。公立小学校では、(theyhavetripartitesystem,inthemorning,intheafternoon,andatnight,sothateveryonecangotoschool.)
中等教育は2つのステージに分けられます。初めの3年間は中学校教育であり、12歳から14歳の生徒が対象になっており、必修です。州立の中学校に通学する生徒は、教育費が課せられることがありません。州立の中学校には、小学校と同じようにtripartiteシステムが導入されています。中学校教育を修了すると、多くの生徒が高校へと進学します。

 

中等教育の後半の3年間はEducaciónMediaSuperiorと称され、15歳から17歳の生徒が教育の対象となっています。EducaciónMediaSuperiorの多くが、公立大学の付属学校になります。

 

EducaciónMediaSuperiorは大きく2つに分けることができます。卒業後、学術機関に入学する生徒達は、大学進学準備専門学校で学びます。大学進学準備専門学校では、最初の2年で基礎科目を履修し、3年目に専門を深めます。

 

卒業後、就労するための準備をする生徒達は、職業訓練学校に通います。職業訓練学校には様々なタイプの学校があり、様々なプログラムが開講されています。職業訓練学校でのコースを修了すると、専門技術者の称号が与えられ、登録する際に専門技術者としての資格が発行されます。

 

メキシコの大学制度はアメリカの大学制度に近く、選択領域によって異なりますが、学士レベルのプログラムを修了のに2年から6年を要します。例えば、理工学大学において準学士号を取得するには2年間かかります。会計、経済、工学、法学、建築等の領域に関しては、多くの学生が5年間でプログラムを修了します。これらの学術機関を卒業後、1年から2年の修士課程プログラムに進む資格を得ます。博士課程に関しては、修士課程修了後、最低2年間研究に従事すると取得可能になります。

 

また、大学においても教育レベルは、それぞれ全く違います。メキシコで一番有名な大学はメキシコ国立自治大学(UNAM:UniversidadNacionalAutónomadeMéxico)ですが、外国企業の理念やスタイルに合うのはメキシコ自治工科大学(ITAM:InstitutoTecnológicoAutónomodeMéxico)やモンテレイ工科大学(ITESM:InstitutoTecnológicoydeEstudiosSuperioresdeMonterrey)の卒業生などともいわれています。これはメキシコ国立自治大学の授業料が年間50センターボや5ペソなどの格安であることから同校の生徒数が10万人を超え、学業のレベルが一定水準であるためです。

【メキシコの教育制度】

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

なお、本記事は2019年7月時点の内容となっております。最新情報やより詳細な情報は弊社サービスのWiki Investmentをご利用頂きたいと思います。Wiki Investmentへの登録は、下記のリンクからお願い致します。

 

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