イノベーションを起こすための戦略を考える上で、色々な角度から考えることで、新たな発想が生まれて、戦略がひらめくことは往々にしてあります。
色々な角度から考える手法として、「問いかけ」をする、があります。
質問と問いかけは、似たようだ言葉ですが、質問は、主体が質問者にあり、主に質問者の情報収集、疑問者興味を解消するのめに行います。問いかけの主体は、あくまでも回答者にあり、回答者の問題整理・解決・新たな発想、つまりは回答者に考えるきっかけを与えるために行います。
よって、質問者は必ず回答者とは別に存在しますが、問いかけは自分自身でも問いかけをすることが出来ます。
質問は、的確な回答を聞き出すことを意識するので、結果として、相手を追い込むことにもなります。問いかけは、相手に敬意を持って、回答者の心の代弁者となることを意識して行いますので、回答者との共感が得られます。
つい部下に対しては、質問してしまうことが往々にしてありますが、問いかけをすることにより、相手の持っているパフォーマンスを引き出せると思います。
では、どのような問いかけが効果的であり、どうすれば磨くことができるのでしょうか?
思考にスイッチが入るには、視点を変える下記のような問いかけが有効だと思います。
- 掘り下げる問い→発生している事象の背景に隠れているものは何か?を考える
- 視点を上げる問い→現在の自分より高い視点から、現状を俯瞰する
- 視点の主体を移動する問い→立場を替えて、周りや相手の視点で考える
- 時間軸で視点を変える問い→将来から今を見る
良い問いかけをして、相手の思考にスイッチを入れることは、相手に気づきを与えて成長を促すことであり、リーダーの必要な力だと思います。
問いかけ力を磨くには、自分自身に問いかけることを習慣化することであり、「What」「How」『Why』を多用して、地道に努力するしかないです。
このさいのポイントは、「視点」を替えて問いかけをすることです。
課題を解決するためのアイデアを考えてもらうために、「どうすれば?」の枕詞の漠然としたオープンクエスチョンだけでなく、
具体的に言い切り型で相手の思考に刺激を与える方が効果的です。
以上
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東 真奈美
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