社員が成長しなければ、組織が成長しないので、社員教育を熱心に行っているにもかかわらず、結果がでないことがあります。
個人事業主の状態から組織化するには、社員が同じ目的に向かう必要があるので、理念やビジョンの共有が重要になります。会社の目的に共感することでその会社で働く意義が明確になるのです。
理念やビジョンの共有のための社員教育は、心を高めるものであり、リーダーシップやマネジメント力の向上を目的とした教育です。
心の教育の真の目的は、組織の文化形成なので、継続的に実践し続けることが重要です。
ただ、いくら熱心に心の教育をしても、有効な戦略がなければ、結果が出ません。あくまでも戦略が主であり、組織は戦略に従うものだからです。
つまり、有効な戦略がなければ、組織は成長しないのです。では、有効な戦略は、どうすれば考えられるのでしょうか？
まずは、トップが常に戦略を考えることが重要で、そのための勉強が必要です。トップ自身が経営の勉強をしなければ、社員も勉強しないので、成長しません。
社員のレベルが低いのは、トップが自分の問題と考えない限り、何も変わらないのが現実です。
トップが戦略を勉強して考えていないと、幹部が考えた戦略に対して意思決定する事ができないのです。
ただ、いくら良い戦略を考えても結果が出ないことの方が多いです。それは、戦略が悪いことにも原因がありますが、真の原因は実行の仕方が悪い方が大きいです。
結果＝戦略（設計）✖️実行であり、戦略も実行も改善してPDCを回すことが大切です。
実行は、やっているつもりになって、やってはいるが結果が出ないのは、社員のレベルが低いからだと自分のリーダーシップやマネジメントの問題と考えて改善しない限り、何も変わりません。
トップや幹部は、成功体験があるので、結果が出ないのは自分の問題と捉えて変化できない事が、組織が成長しない真の原因なのです。
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東 真奈美
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