優秀な管理者と普通の管理者の一番の違い

どんな組織でも求められる”優秀な管理者”。

皆さんどんな人が頭に浮かぶでしょうか。

 

そして、優秀な管理者と普通の管理者の違い、

と言うと何が思い浮かぶでしょうか。

 

とりあえず、”能力”と答えたくなりますが・・・

 その違いを“管理”という言葉をもとに紐解いて

いきたいと思います。

 

“管理”という言葉は、英語にすると大きく

二つの言葉に分かれます

 

一つはコントロール(control)

そして、もう一つはマネジメント(management)

 

私の中では”コントロール”というのは狭義の意味での管理で、

マネジメントというのが広義の管理、と考えています。

 

まずコントロールというのは、ある一定の基準に対して

その基準に近づけるように 変化させていくことをいいます。

 

これも一つの”管理”ですが、マネジメントというのは

そもそもの基準自体を変えていくことを言うのだと思います。

 

ただ、これをやろうとすると、そもそも自分が”変えよう”と

思わない限り、変わることはありません。

 

トップ以外については、会社から一定の基準が与えられ、

それをどうクリアするかということで、”コントロール”を要求

されることになります。

 

そのような環境下で、基準自体を変えるというのは

自分の中にその”企画(企て)”が無いとまず起こりえません。

 

このように、管理者にも二つのタイプがある中で

私が考える”違い”は

 

 普通の管理者には、”与えられた基準”だけが存在し、

 優秀な管理者には、”企画(目標)”が存在する。

 

基準を守るのか。基準を自ら作り出すのか。

この点について、どこの組織においても管理者層(ミドル)の

上には”トップ(経営層)”が存在します。

 

トップの主な仕事は、”目標の設定”。

組織がどこに向かうかを決めるのがトップの仕事で、

これは”意志決定”になります。

 

組織の基準を変えるには、”意志決定”が必要となります。

本来、トップの仕事であるそれを管理者から行う事が

出来れば、やがてその人はトップへと上がる、つまりは

”優秀な人(管理者)”となるのではないでしょうか。

 

そして、目標の設定という行為自体には”能力”は必要ありません。

ただ、多くの人が仕事をしていながら、”目標(目的)”を

見失い、目の前のタスクをこなすだけの状態になってしまう。。

 

このような小さな違いが時間をかけて積み重なり、

取り返しのつかない差が生まれ、結果的に

”普通”と”優秀”が分かれていく。そんな気がします。

 


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