”上司の仕事を奪う” とは?

”上司の心得”という本が売れるのは、

上司になると今までと全く求められるものが

異なってくるため、かと思います。

 

今までと全く違う事をやる。

とはいえ、上司に手取り足取り聞けない。

だから本やセミナーなどで勉強をします。

 

では、逆の”部下の心得”はどうでしょうか?

部下になるのが初めての人。いわゆる”新人”が

必要とするかと思います。

 

「部下の仕事は、上司の仕事を奪う事」

 

この言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

そもそも、仕事の定義というのは十人十色。

その人の”価値観”が具体化されて表された

ものであり、上記の価値観をもって仕事をする人は、

間違いなく他の人と比べて成長スピードがアップします。

 

通常、組織と言うのは”成長”に向かって日々活動を

しており、成長するにつれて仕事の内容も変わってきます。

 

具体的には、”新しい仕事”が増え、組織の上から

新しい仕事をするため、今の仕事を下に引き継いで・・・

というサイクルが回りだします。

 

そのため、何もしなくても正常に組織が運営されて

いれば仕事は自然と落ちる仕組みではあるのですが、、、

自分が部下であり”待ち”の状態でいると、部下の仕事は

”上司の能力”によって左右されてしまいます。

 

成長スピードを上げるためには、他人に依存するのではなく

自分で決めて行動する、というのが重要で、そのためにも

”上司から仕事を与えられる”のではなく”奪う”というコンセプトが

大事になります。

 

注意すべき点としては、上司が部下に対して”この仕事を

やってくれ”と依頼され、上司の代わりに仕事を行ったとしても、

そもそも依頼をされた時点でそれは”あなた(部下)の仕事”

となり、上司の仕事を奪う事にはなりません。

 

では、どのようにすれば上司の仕事を奪う事ができるのか?

そのためには、以下の3点を行う必要があります。

 

①仕事の定義の(再)設定

 まず、自分自身が”仕事”を決めない限り始まりません。

 上司の仕事を奪う事。それが仕事。と設定しましょう。

 

②責任範囲を広げる

 上司の仕事を奪ったとして、もし仮にその上司が

 ”本来やるべき仕事”をしていなかったら、どうなるでしょうか?

 奪うべきは、上司の仕事ではあるのですが、”その上司の役割

 として果たすべき責任、に基づいた仕事”であることが

 条件になります。

 

 そのために、自らの責任範囲を広げ、上司の視点で

 何をすべきかを考え、奪うべき仕事を見極めます。

 

③仕事を奪い取る(実行する)

 前提として、上司はあなたよりも知識、経験が上であり

 その上司と同じ仕事をする、というのは普通に考えると

 難しいです。

 

 ここは、その仕事遂行のための能力を早急に身に付ける

 べく、人の2倍、3倍という意識で勉強するしかありません。

 

仕事を奪う、というのは難しい事ですが、上に向かって

キャリアを形成していくのであれば、いつか必ずやることで

あり、であればそれをいかに早く行う事ができるか。

 

”仕事の前倒し”だけでなく、”人生の前倒し”を行える人が

結果的に多くの事ができるようになり、密度の濃い有意義な

人生を送れるのではないかと思います。

 


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