なぜ、KGI、KPI管理が上手く行かないのか?

事業計画を達成するために、KGIやKPIを設定して、その推移を見て、生産性を向上させ、戦略の有効性を考えることが管理者の重要な役割です。

 

ただ、理屈は分かっていても、上手くPDCAサイクルを回せず、成果を出せないケースが多いと思います。

 

上手く行かない理由や現象として、下記の内容が考えられます。

 

・そもそも、KGIやKPIの設定方法が分からない

・KPIの項目が多すぎる

・毎週(毎日)、KGIとKPIの数字を記録できないのでフィードバック出来ない。

・KGI,KPIの推移表を作成することが目的になっている。

・KGI,KPIの推移から、何がボトルネックで、改善すれば良いのか分からない

・管理が継続しない。

 

結果、KGI,KPIの管理をしても、全く変化が起きないし、意味がないので、この管理方法は自社には合わない、と思ってしまいます。そして、自社に合う管理方法を永遠と探し続けるのですが、見つからず、組織として悪循環に陥ります。

 

結果=戦略×行動であり、結果が悪い原因は、戦略か行動のどちらかしかないのです。戦略は実行しなければ良し悪しの判断が出来ないので、結局、行動を管理して変化させることが、結果の変化に直結するのです。

 

行動を定性的な目標だけで管理しようとしても、人によって価値観や視座、視野、視点が異なるので、やったかやらないかが曖昧になり、適切なフィードバックも出来なくなります。

 

数字は、世界の共通言語にすることができるので、目標とする行動を数値化して可視化することで、認識の齟齬は軽減します。

 

KPIの指標は、1つの項目に絞ることも重要です。その指標から、ボトルネックを考える訓練をすることが、大切です。管理者が成長しない理由は、数字で考える習慣を付けないからだと思います。管理者に必要なリーダーシップも数字で会話ができなければ、発揮できません。そのためにも、まずは、数字を理解することです。

数字を理解し、数字で考える力を高めたら、数字で判断する習慣が大切になります。

数字で考える力が高まっても、行動しなければ、単なる数字の分析だけで終わってしまい、何も改善できません。数字で判断することは、行動することであり、意思決定です。

 

これを、しっかりと仕組化することで、管理者の役割ややるべきことが明確になるので、徹底的に運用することで、仕組みが管理者を育成することが出来ると思います。

 

以上


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