異常が発生したことを、自動的に分かる仕組みが必要

 業務の標準化が課題となっている会社は多いのだが、なかなか上手くいかない傾向があります。属人化している暗黙知を見える化して、誰でもできる作業にする標準化は、永遠の課題と言っても過言ではないです。 
   標準化する目的は、クレームや納期やプロセス遅延を全く起こさず、滞りなく作業を進めることで、生産性を上げることです。つまりは、無駄をなくし、問題が発生したら徹底的に原因を追求して改善することが大切です。
  トヨタの生産方式を作った、大野耐一さんは、「自動化」ではなく「自働化」を目指したそうです。単純に作業が自動的に動く仕組み(機械)は、問題をチェックすることはできないので、機械に何か問題が発生したら自動的に機械が止まる仕組みになっていたそうです。
 機械に良し悪しの判断をさせる装置が付加されていて、それは、機械に人間の知恵が付けられていたのです。そうすることで、人は正常に機械が動いているときは、必要なく、異常で機械がストップした時に行けば良いので、1人で何台もの機械が管理できるので、生産効率が飛躍的に向上したのです。
 人が常に機械の動きを見ていては、全く異常がなくならないのです。特に日本は、「臭いものにはフタをする」という風土があり、以上の原因が管理監督者の知らないところで発生していては、いつまでたっても改善は進まないのです。
 つまり、どんな業務プロセスでも、問題を自動的に、機械的に知らせて作業を止める仕組みにして、問題を明らかにして改善することこそが、標準化において最も重要だと思います。
何が問題なのか?を明確にして、自動的に知らせる仕組みを、人がやることは絶対に出来ないと思った方が良いです。
機械的に問題を発生を知らせることで、目で見る管理ができるのだと思います。人に頼った管理は、感情が入るので、限界があるのです。

以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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取締役・税理士 東 真奈美(Higashi Manami)

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