人はそれぞれ、気質があります。
怒りっぽい気質や穏やかな気質など、性格を構成するものです。
気質は遺伝子など生まれ持ったものでもあります。
最近、HSP(Highly Sensitive Person)の人が人口の15%〜20%もいることを知りました。
HSPは、心理学者のエレイン・アーロン博士によって提唱された概念で、刺激に対して非常に敏感で、繊細な気質をもって生まれた人、という意味です。
感受性が強いため、他人の感情が気になりやすく、ストレスを感じやすい傾向があるそうです。
さらに、HSPは内向的と外向的があり、外向的なHSPは、HSS(High Sensation Seeking:刺激追求型)というそうです。
HSS型HSPは、刺激を求めて外界に向かうけれども、外界で得た刺激によって疲れてしまうという「矛盾した特性」をもっているそうです。
HSPは、生まれ持った気質であり、原因は脳の「扁桃体」の働きが生まれつき強いからだそうです。
扁桃体は、不安や恐怖を感じたときに活動する部位なのです。
研究によると、扁桃体の活動には個人差があるので、扁桃体が活発に働くHSPは、ストレスを感じやすいのです。
さらに、HSPの過敏さには、神経伝達物質「セロトニン」も関係しているようです。
セロトニンには扁桃体の興奮を鎮める役割があるのですが、その働きが生まれつき弱い人がいるため、結果として扁桃体が過敏な状態になってしまうのだそうです。
よって、HSPは脳科学的にも説明できるようです。
HSPの人が人口の約1/5もいるとなると、社員数が多くなれば、HSPの人は必ずいると思われるので、気質をよく知っておく必要があります。
気質は、成長の過程で変化させることが難しいものなので、自分自身で気質をよく把握して、セルフマネージメントすることも重要になります。
HSPに限らず、社員それぞれの気質を知ることはマネジメントをする上で非常に重要になりますが、気質ごとに過度に特別扱いをすることは避けるべきだと思います。
仕事においては強みを生かすことにフォーカスしなければ、成果に繋がりません。
例えば、HSPは、マルチタスクを要求されることや臨機応変な対応を求めれること、忙しすぎる状況やプレッシャーが与えられることが、難しいようなので、管理職には向かないのかも知れません。
ただ、だからと言ってHSPの社員に対し、管理職になることを全く期待しないのも差別に繋がります。
よって、どんな気質であったとしても、同様の教育と同様の期待をするのですが、それぞれの気質の強みをどのように目標達成のために引き出すかを考えるか、が今後のマネジメントにおいてかなり重要です。
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