なぜ”目標設定を高めろ!”は言ってはいけないのか?

「目標をもっと高くもってほしい」

 

社員に対してそう思われている経営者の方は多いのではないでしょうか。

 

痺れをきらして「もっと目標を高くしろ!」と引き上げたくもなるのですが、、、

そうすることで、社員側は「言われたからやる」「高すぎてイメージができない」という思いを抱きながら、それを口には出さずに黙々と働くものだと思います。

 

このような場合に、果たして目標は達成できるのでしょうか?

正直申し上げて、このような状況下で目標を達成した、ということはあまり聞いたことがありません。
(絶対に無い、とも言えないかもしれませんが。。)

 

“目標設定”は、その人の“価値観”に依存します。

価値観というのは、他人が無理矢理変えようと思っても、そう簡単には変わりません。

 

ですので、長い時間をかけて人を育てて、となるのではありますが・・・

育てては辞め、また入れては辞め、という事を乗り越えながら大きくなっていくというのが中小企業の宿命であり、長い間育つのを待っているだけでは始まりません。

 

このような場合にひとつ方法があるとすれば、この目標の“高さ”ではなく、“早さ”について考えてみてはいかがでしょうか。

 

目標を達成する上で、“高さ”というのはある意味で“能力”に強く依存してきます。

ですので、社員の能力が足りない、社員が出来ないと思いやすく、結果的に達成ができない、という事になりやすいかと思います。

 

 

しかし、この“早さ”であれば、工夫次第で達成することができます。

 

ここでの早さは、ある時点、時期を表すもので、もう一つの“速さ(スピード)”を意識しすぎると、これは“能力”に依存することになってしまいます。

 

ビジネスは、“足の速い人“が必ず勝つとは限りません。

一時的には勝っても、長期的に勝ち続けなければ企業も存続していけません。

そのためには、ある意味では“速さ”よりも“早さ”の方を重視する必要があります。

 

 

目標達成で一番重要なことは、「達成がイメージできているかどうか」ではないでしょうか。

 

成功をイメージしないまま物事を始めて、上手くいくことはありません。

ましてや、成り行きでたまたま上手くいっても、そこに“再現性”がなければ、経営上は役に立ちません。

 

経営者には成功体験がありますが、社員には成功体験が無い場合が多く、ただ高い目標だけを設定するのでは上手くいきません。

 

“高さ”と“早さ”。

空間軸と時間軸。

 

目標達成のひとつの“考え方”になりますが、このような悩みのある経営者の方は、ぜひ一度“早さ”を軸に社員の方に考えてもらうことをしてみてはいかがでしょうか。

 

 

ちょっとでも良くするのは改善。

しかし、時間を圧倒的に早めることで、それが改革へと変化します。

 


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