生涯にわたって学び続けることが100年生きる戦略

平均寿命が伸びて、人生100年を生きるという時代になっています。今までの人生は、下記の3つのステージだったのですが、100年生きることを考えると、60歳の定年後も働くことを考える必要があります。
⑴「教育」〜学校を卒業するまで
⑵「仕事」〜会社を定年退職するまで
⑶「引退」〜死ぬまでの余生

上記の(2)は、20歳〜60歳の40年と考えると、(3)も60歳〜100歳の40年なので、余生と考えるには、あまりにも長すぎます。

『「LIFE SHIFT2」100年時代の行動戦略』アンドリュー・スコット/リンダグラッドん著には、下記の3つの無形資産を高めることが重要だと言っています。
⑴生産性資産
⑵活力資産
⑶変身資産

上記のうち(1)は技(知識、技術、経験)で(3)は心(相手中心に変化に対応うする)だと思います。そして(2)は健康であり、特に肥満などで成人病になっていなくて、肉体的にも健康的な体を維持しているか、だと思います。上記3つに対して投資をしているかどうかで、60歳以降をどのように生きるかを考える上で、かなり差が出ます。

普通に考えれば、体力は20歳をピークに下がって行きますし、脳も固くなって行くので、60歳以降も働くと言っても、ボケ防止程度と考えられなくもないです。

現在、人生100年を生きるために、大人の学びの必要性が盛んに言われています。確かに、新しいスキルを習得する学びは、大切だと思いますが、年齢が上がるほど習得してもそれを価値に変えることが難しくなると思います。

よって、未知のスキルを習得するよりも、今まで蓄積してきたスキルを違う視点で見ることの方が大切だと思います。今までの思考や行動パターンを捨てて、新たに挑戦する努力の方にフォーカスすることです。

人の頭脳は、子供は柔らかくて刺激を受けてすぐに形が変わるとの新しいことを学習しやすいのですが、年齢を重ねるごとに、頭脳は冷えて固くなり、形が変わりにくくなるのですが、しっかりと訓練して使っていれば、知力が衰えることはないようです。常に新しいことを学び続けていることで、年齢が高くても新しいことを学び続けることができるので、老いているかどうかは関係がないのです。

知能には、下記の2つがあって、年齢を重ねるごとに強まる「結晶性知能」を高める努力をし続けることが、100年を生きるポイントになると思います。

流動性知能→情報の処理、暗記力、集中力、IQ、演繹的推論能力
結晶性知能→知恵、知識、戦略

研究結果から、人は何歳でもある種のことが上手になり、ある種のことが下手になったりして、すべての能力が一度に頂点に達することは、ないと言われています。
それは、体力的なものや社会性が高まって行く過程で変わるのだと思います。

つまり、人生100年を生きるには、生涯にわたって学び続けて結晶性知能を高め、年齢が若い人と一緒に目標達成するための知恵を与えることがにフォーカスすることが、重要であり、企業においても戦略的に人材を活用することが求められと思います。

以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。


株式会社東京コンサルティングファーム

取締役・税理士 東 真奈美(Higashi Manami)

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