三枝匡氏の言葉に
“会社の「危機」と、社員が抱く「危機感」は相関しない。むしろ逆相関と言った方がいい”
というものがあります。
業績が悪い企業程たるんだ雰囲気であり、逆に業績が良い企業ほど社員がピリピリしているというものです。言われてみれば、全国的に活躍する学校の部活動などはまさにこの現象が起きているように思います。では、何が違うのか。
その違いは、「内」を見ているのか、「外」を見ているのかの違いであり、
内向き(自分のタスクや待遇)であればあるほど弛み、
外向き(市場や顧客の変化、競争相手の動向)であるほど危機感を持った行動となる。
そして、その危機感とは、
“たった一人のリーダーによって、「人為的に創り出されるもの」なのである。”
つまり、危機感とは勝手に生じるものではなく、リーダーが作り出さなければいけないのです。コロナウィルスの蔓延により、多くの企業で危機的な状況が生まれています。
しかし、それを本当の意味で”危機”だと感じている社員はどれほどいるでしょうか。
連日のように新規の感染者が増え、倒産している会社の多くあります。
数字だけを見れば、圧倒的な危機(状況)であるにもかかわらず、危機感は逆相関になっています。
結局は、客観的な事実や数字ではなく、
“自分が”渦中にいると感じられるか否かという点がポイントとなるということです。
「社員に心配をさせたくない」と言って、現状を伝えない経営者は多くいます。もし、伝えてしまえば、辞めてしまうかもしれません。
しかし、手遅れになってから伝えたのであれば、社員はどうすることもできません。
リーダーとして、事実を伝え危機感を共有することで、一部かもしれませんが社員の行動が変ることで、結果として会社の業績にも変化が生まれます。
リーダーは危機感を人為的に創り出す必要があります。
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株式会社東京コンサルティングファーム
黒岩 洋一
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