税務ソフトEfaktur の導入タイミングについて

税務

皆さん、こんにちは。インドネシア駐在員の伊藤です。

インドネシアにおいて、年間売上高48億ルピアを超える企業は税務署へVATの課税事業者として登録が必要となり、「付加価値税登録番号(Pengusaha Kena Pajak=PKP)」を取得します。

PKPは売上が発生した時点での登録になるため、売上が発生する前に支払った仮払いVAT(VAT-IN)については相殺することができませんので、必要経費(Tax Expense)として計上します。

PKP登録企業は、Invoiceと一緒に「税務伝票(Faktur Pajak)」を作成する必要があり、税務申告時には添付が必須となっています。Faktur Pajakは税務署が公開している税務ソフトEfakturにて作成する必要があります。

PKPの取得後、税務署にて手続きを行い、インストール完了までおよそ1ヶ月程度かかります。PKPの取得月より申告義務が発生し、翌月末までにVAT申告が必要になりますが、Efakturの導入が終わっていない場合は申告ができないため、申告遅延となります。月あたり100,000 IDRのペナルティが発生するため注意が必要です。

以下税務署が公開しているEfakturのマニュアル動画になります。

https://www.youtube.com/watch?v=Kf53q_kggiY&list=PLDDScx7l7xS2K5BTzn__L8-X_MMdRUCmx

 

関連記事

気を付けておきたい課税インボイスと税務当局対策

 

ページ上部へ戻る