中国における人材採用について

 こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日は、中国における人材採用方法ついてお話します。

 企業が学生のバイトを採用する方法としては、以下の3つが挙げられます。

 ①人材紹介会社を通して採用
 ②広告媒体(地元の雑誌等)で、公募
 ③中国人スタッフ等のコネクションで、知り合い等を採用

①の場合は、人材紹介会社として「日系」「日系以外の外資系」「中国系」の3通りがあります。「日系」の場合は、日本語で対応可能というメリットがあります。紹介料は年収総額の20~30%が相場です。「日系以外の外資系」の場合は、英語の対応がほとんどになり、紹介料金も日系とほぼ同じです。「中国系」の場合は、対応が中国語である場合が多いですが、紹介料が安いところがあります。ちなみに、中国で最も有名な人材紹介会社は、「51job」と「智联招聘」です。これら2つの人材紹介会社の求人サイトは、仕事を探す中国人は必ず見るサイトであるといっても過言ではありません。また、51jobについては、紹介料が税引き前月収の1.5倍(年収の12.5%)という比較的安い紹介料です。(ただし、最低金額9,000元)。ただ、ほとんどの対応が中国語になるというところが日系企業にとっては、デメリットになります。

②の場合は、低価格(参考価格:600元(=1回:150元×4回セット。じゃぴおんより)で公募できるというメリットがありますが、人気のない職種の場合は応募がないというデメリットがあります。特に、中国では営業職は人気がないため、支払い損にならないように注意する必要があります。

③の場合は、最も低価格で採用が可能です。ところが、人材募集の母体が小さく、適切な人材が来るかどうかが不確定要素となります。したがって、人選する際は、紹介者の人柄等に惑わされることなく、より注意深く適切な人材かどうかを見極める必要があります。

以上。

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