中国のSNSについて・1

 こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日は、中国SNS(social networking service)についてお話します。中国マーケットに入り込むため、販売促進活動の一部としてSNSを利用する企業が増えています。以下中国のSNSの概要と活用方法をお伝えします。

 中国のSNSは、微博(WEIBO)、微信(WECHAT)、人人網(RENRENWAN)が最も使われています。アカウント数は、微博が5億人超、微信が3億人超、人人網が2.7億人超です。(2013年時点)微博は、中国版ツイッターのようなSNSであり、ユーザー層が10代~40代まで幅広いというのが特徴です。また、利用者の中心は20~30代が9割を占めます。微信は中国版LINEのようなSNSであり、ユーザー層は微博と同様に幅広く、利用者の中心は20~30代が9割を占めます。人人網は中国版FasebookのようなSNSであり、使用者層は20~30が中心ですが、利用者の中心が学生という特徴があります。これは、もともと人人網が清華大学の卒業生が設立した校内網(学校内ネットとして始まったのが影響しています。

 以上の中国のSNSは日本や世界で使われているSNSとは使用状況が異なるため、SNSを企業活動のツールとして使うには中国独自で進める必要があります。さらに、世界最大のユーザー数を誇るFasebook、Google+、ツイッターなどは中国では基本的に閲覧できません。(VPNを使えば閲覧可能です。)ちなみに、世界的に有名なSNSの中で使えるのは、LinkedInのみです。

 次回はSNSの企業ツールとしての活用方法をお伝えします。

以上

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