世界シェアトップの日系企業から学ぶ企業戦略

 こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日は、世界シェアトップの日系企業から学ぶ企業戦略についてお話します。

 さて、中国事業戦略を考える上では、中国だけを見るのではなく、世界を見据えた戦略を考えることが重要です。既に成功している企業の中には、世界視点で自社、競業、顧客を捉え、成功している企業があります。その特徴は以下のとおりです。

①自社の強みを明確にし、事業分野を特定する
②世界NO1の顧客を相手にする
③リスクに備える

今回は、世界シェアトップの日系企業の特徴の2つ目である、②世界NO1の顧客を相手にする について詳しくお話します。

②については、世界トップのユーザーに自社製品を納品してもらうことで、世界シェアトップを維持していることを意味します。世界トップのユーザーに納品してもらえば、2位以下のユーザーからも確実に注文が入ります。さらに、顧客に深く入り込むことで、新製品に関する情報の共有が可能となり、競合他社に先駆けて研究開発を行うことができます。その結果、価格競争も避けることができます。

具体的なアプローチとしては、世界トップの企業、世界の研究機関、世界規模のスポーツ選手、一流タレント等が挙げられます。

具体的な企業を上げると、携帯電話用内部コネクタで世界シェア25%を占めるヒロセ電機は納品先であるノキア、シスコ等のトップファーストベンダーに深く入り込み、安定した注文を得ています。電子顕微鏡世界シェア50%を占める日本電子は、最新の研究内容も理解可能な博士号クラスの営業マンを抱え、アメリカや日本等の主要国立研究所等の世界の研究機関に売り込んでいます。シマノは世界一の自転車メーカーであるジャイアントにギアを売りこんでいます。一時期、ジャイアントは中国等で製造使用と試みましたが、シマノの技術にかなわず、現在では、シマノの変速機でないと現在ではシマノの変速機でないとジャイアントの自転車が売れないという状況にまでなりました。高級ヘルメット世界シェア50%を占めるSHOEIは国際的に有名なレーサー等に提供しています。卓球ラケット用ラバーで世界シェア50%のタマスも、福原愛選手等の卓球トップ選手と契約しています。白鳳堂は世界一流のメークアップアーティストやハリウッドスター等に提供います。

以上のように、世界トップのユーザーにアプローチし、顧客のニーズを深く研究することで、成功している企業があります。

次回は、③リスクに備える についてお話します。

以上

関連記事

ページ上部へ戻る